〜萌須田社・社員旅行 打ち合わせ編〜



    「これより〜、社員旅行実行委員会の第1回打ち合わせ会議を始めます〜。それじゃ〜始めに、各メンバーの

     自己紹介をします〜。まずは私ですが、委員長のぼるた、じゃなかった、たるぼです〜。」

     うららかな春の日差しの下、草木萌える植物園の庭でその会議は始まった。

    「ちょっとまて!、いつの間にそんな委員会が出来たんだ!?」

    「たった今だよ、お兄ちゃん。」

    「あのなあココ、それにこういう事は社員旅行が始まる前にやっておくべきじゃないのか。」

    「えーとね、それでさっきたるぼちゃんと一緒にウ゛ェッタちゃんに怒られ……あっ、ココの番だ。」

    と、立ち上がると、ココは

    「副委員長のココだよ。」と言うと、オレの後ろから抱きつき、

    「こっちがココのお兄ちゃんだよ。」

    と、皆にオレの事を紹介してくれた。けっこう恥ずかしい紹介のしかただな……。

    「あっ次オレね、オレは本社アイテム開発部門の……」

    「ナンパ男さんだよ、たるぼちゃんのマスターなんだよ。」

    「おい!」

    「愛媛支社のセイミでーす☆よろしくお願いしますねー☆」

    と、セイミさんがナンパ男の抗議をさえぎり自己紹介。

    「香川支社のウ゛ェッタです。よろしくお願いします。」

    「本社ロボット開発部門のアイリスです。よろしくお願いします。」

    「同じく、ユズです。よろしくお願いします。」

    「本社アイテム開発部門の珠音です。」

    「同じく、わんこです。よろしくお願いします。」

    「茨城支社の星古でーす。たるぼさんに、セイミさんと間違えられてこの場に連れてこられましたー。

     よろしくねー。」

    「同じく茨城支社の麻綺です。私は、星古さんと話をしていたところを、一緒にたるぼさんに捕まっただけ

     なのですが……よろしくお願いします。」





    「それで、社員旅行の日程だけどね……」

    そういえば聞いてなかったな。

    「月曜日から金曜日までは愛媛支社か香川支社で、お仕事をして、土日に観光するの。」

    「待てココ!それのどこが社員旅行なんだ!」

    「でもお兄ちゃん、ココのデータベースでは『社員旅行とは、出張または研修旅行の事』ってなっているよ。」

     …………………………。




    「まあ、とりあえずは日程をもう少し詳しく教えてくれ。」

    「えーとね、観光だけど、今日はこの後2つに分かれて、一方は鍾乳洞と動物園を見に行って、もう一方は

     お城を見た後で商店街で買い物をするの。」

    なるほど。

    「そして次の土日は新居浜、その次は高松、その次は松山、その次は宇和島、その次は徳島、最後の

     土日には四万十に行くんだよ。」

    なるほどなるほど。

    「それで、仕事の方は何をするんだ?」

    「あっ、私が説明しますね☆。今度ロボットの量産が始まるのは聞いてますか?」

    「はい。」

    と、麻綺さん。

    「茨城支社でも新しく工場が作られました。社員旅行の直前まで準備をしていて、旅行が終わったら

     生産を開始します。」

    「知らなかった……。」

    「ごめんお兄ちゃん、伝えるの忘れてた。」

    「…………。」

    「それで人手が足りないんですよ☆、ですからいろいろ手伝ってもらいたいんです☆」

    「それでね、愛媛と香川、どっちに行くかはくじ引きで決めるんだよ。お兄ちゃん、引いてみて。」




     くじ引きの結果、ここに居るメンバーの中で、セイミさんのいる愛媛支社に行くのは、オレ、ココ、アイリス、

    ユズ、星古、麻綺の6人、そしてウ゛ェッタさんのいる香川支社に行くのは、ナンパ男、たるぼ、珠音、わんこの

    4人となった。

     他の人の所には、ココとウ゛ェッタさんとセイミさんが、くじ引きをしてもらいに行っている。

    「ご主人様、3人とも戻って来ましたよ。」

    「ココ、他のみんなはどうなった?」

    「えーとね、RUNAちゃんと愛羅ちゃんと守璃ちゃんが香川で、音夢ちゃんとさくらちゃんが愛媛だよ。

     それと、ウ゛ェスちゃんとルカちゃんが香川、Honeyちゃんとメロディーちゃんも香川、マリオちゃんと

     フィリアルアちゃんが愛媛、アウ゛ァターラちゃんが香川、遊乃ちゃんも香川……」

    「ココ、参加者全員の分を言わなくていいから……、えーと、打ち合わせはこれで終わりか?」

    「うん、そうだお兄ちゃん、温室に行こ! 珍しい植物がいっぱいあるし、さっきRUNAちゃんと

     愛羅ちゃんが居たよ。」

    「マスター、私も行きます。」/「ご主人様、私も行きます。」

    「それじゃ、行こうか。」



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