〜どきどきお料理クッキング!(1)〜





   「ココと!」

   「……アイリスの」

   「即席さいきょーA.I.エプタッグ!ぜんべいしんかん!わーい!!」

   「……」

   「あれ、どうしたのアイリスちゃん?」

   「……あの、どうしてまた突然『今日の晩ごはんはココに作らせて』などと言い出したのですか?」

   「んとね、毎日毎日愛羅ちゃんとさくらちゃんに任せっきりじゃ悪いなーって思ったから。あとはー」

   「あとは?」

   「N●Kのお料理アニメで女の子がお料理しているの見て、ココもやってみたいなーって思ったから!」

   「成る程。とてもよくわかりました」

   「でも、どうしてアイリスちゃん手伝ってくれるの?」

   「ココさんひとりには危なっかしくて任せておけませんから。かくいう私も料理の経験は全くないのですが」

   「うん、ありがとうアイリスちゃん!それじゃあさっそく、れっつ・くっき〜んぐ!」

   「ちょっと待って下さい。いったい何を作るつもりなのですか?」

   「カレー!!!」

    ココの宣言のもと、決戦の火蓋が切って落とされた。




   「一般的なカレーに入っているものとしては、肉、ジャガイモ、玉ネギ、にんじん」

   「にんじん……」

   「……とまぁ、そんな所でしょうか」

   「あの、今なんか変な声がしなかった?」

   「気のせいでしょう。それよりも、材料は揃っているのですか?」

   「うん、バッチリ!」 

    スーパーの袋より取り出したるジャガイモ、玉ネギ、にんじん。いっぽんでも(以下略)。

   「これをまな板の上に並べて〜、この包丁でいっとーりょーだん!!」

   「ち、ちょっと!包丁を大上段に構えて何をやっているんですか!?」

   「えへへ〜…使い方、わかんない」

   「全く仕方がないですね……。刃物の扱いなら私に一日の長があります。ココさん、ボウルを私の足元の床に

    置いてみて下さい」

   「こう?」

   「それから私に向けて、野菜を高く放り投げて下さい」

   「ん〜、よくわかんないけどよくわかった!それじゃいっくよー!そ〜れっ!!」 

    宙を舞う野菜を前に、アイリスの眼光が鋭く光る!

   「たああああああっ!!!」

    ずばずばずばずばずばっ!ぼすぼすぼすぼすぼすっ!

   「……えっ?いっ、今何が起こったの?ボウルの中に、こっぱみじんになった野菜が?えええええ?!」

   「……また、つまらぬ物を斬ってしまった」


   →(2)につづく





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