〜どきどきお料理クッキング!(2)〜





    肉に関しては冷蔵庫の中に鶏肉を発見しこれを使おうかという話になったが、ひょっこりと現れたRUNAの

   ヒヨコが切なそうな目でこちらを見つめていたので、隣にあった豚肉を使うことと相成った。

   「あとは、水を張った鍋に具材を投入して煮込めばいいのではないでしょうか」

   「なーんだ、結構カンタンだったね!」

   そんなこんなで、鍋を火にかけること数分。

   「おっかしいなー。カレーの匂い、全然してこないね」

   「何かが足りないのかもしれません」

   「あっ!きっと隠し味が足りないんだ!TVでカレーにお味噌を入れると美味しくなるって言ってたよ!」

   という訳で今度は味噌を大量に投入して、更に数分後。

   かくして、出汁を取っていない変な味噌汁が完成した。

   「ええええっ!カレー作っていた筈なのに、なんでお味噌汁が出来るのっ!?とつぜんへんい!?」

   「過程に何か問題があったと考えるのが妥当でしょう。しかし、この状態からリカバーするとなると……」

   「よーし、こうなったら自分の感性に任せて色々と放り込んじゃえ!名付けて『ココ流フィーリング調合』!」

   「えっ、調合ってあの?」

   「えいえいえいえ〜い!!」

   自らのフィーリングの赴くままに、食材や調味料をポイポイどばどばと味噌汁の中に投入するココ。

   かくして、得体の知れない毒々しい色をした謎の物体Xが完成した。

   「アイリスちゃん、どうしよ〜!!」

   「……」

   アイリスは無言で、鍋に呪符を貼り付けてみた。しかし なにも おこらなかった。

   「万策尽きましたね」

   「ううっ、お兄ちゃんこんなの食べたらお腹壊しちゃうよ……ってあっ、お兄ちゃん!」

   「えっ、マスター?」

   そこに様子を見に現れたのは、居間にいた筈のお兄ちゃん兼マスター兼その他もろもろの彼だった。

   名前はまだない。

   「なんか異臭が漂ってきたから来てみたんだけど、こいつは一体……」

   彼の目に映ったのは、えもいわれぬ威圧感をもってコンロの上に鎮座する物体X。

   (魔女の大鍋……?)

   絶句するなという方が無理な話であった。  



     ‐バッドエンド‐

    ※キーアイテム【読者様の声】を手に入れた!





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