2012年 12月17日 ハニーハニーベルン・裏設定


     自分の神姫本「ハニーハニーベルン」に関する補足設定をメモ。

     改造オールベルン「アイリス」の素性も含めてここに記します。



      〇前提

        登場する「アイリス」は、G’sの作品『A.I.Love You!』のアイリスと、ほぼ同一人物。

        A.I.の世界と神姫の世界は俗にいう平行世界の関係にあたる。

        A.I.の世界は消滅してしまった(企画終了の暗喩)が、8人のロボットもマスターも

        神姫の世界に転生したような流れになっている。

     




      〇転生に至るまで

        A.I.の世界の消滅は予見された。

        それはどうしても避けられないことだった。

        しかし萌須田社の研究者たちはまだ見ぬ平行世界に自分たちそしてロボットたちの意識を

        転生させる術を模索していた。

        存在と思い入れを生き残らせるために。



        そして研究者たちは苦心の末、ある世界の「同一の自分」に一部の記録・記憶を同化させるプログラムを

        作りだすことに成功。しかしいくつかの問題があった。


         @同化先の世界は、A.I.の世界と遜色ないロボット技術があったものの、その素体のサイズが

           ごくごく小さなものであること。

         Aこちら側のロボット達の意識は、向こう側の『近い特徴をもつ』個体に同化されるが、必ずしも同じ容姿に

           なるとは限らない

         Bマスターのこちら側の記憶の大部分は消去され、向こう側の経験・記憶が優先される。

          (なんらかのきっかけで思い出す可能性はある)



        これらの制限はすなわち、向こう側で今までのような生活は必ずしも約束されないことを意味した。

        しかしすべてのロボットとマスターはそれでもなお同化プログラムの発動を望んだ。

        何もせずにただ消え去るよりははるかに良い手段だったから。






       〇8人の約束

        同化プログラムの起動に際し、8人のロボット(ココ、アイリス、RUNA、愛羅、守璃、音夢、さくら、ユズ)

        はとある誓いを立てた。


         ・向こう側の世界で目覚めることができたら、互いを、そしてマスターを探すこと

         ・マスターのそばに、自分たちではない誰かがいたとしても、その「誰か」を決して恨まないこと

         ・マスターが自分たちのことを思い出してくれなかったとしても、決してマスターを恨まないこと

         ・何よりマスター(と、そばにいるかもしれない「誰か」を含む)の幸せを願い、そのために動くこと


        そして世界の消滅とほぼ同じくして、同化プログラムは発動した。






       〇神姫の世界でのアイリスの覚醒

        アイリスが目覚めたのは出荷前の神姫のメンテナンス場。

        そのサイズは15cm余りまで小さくなり、髪も黄色、素体も人間に近いものではなく、

        多分にメカメカしさを残すものとなっていた。(早い話オールベルンの1体として目覚めた)

        出荷前に目覚めたせいでイレギュラー扱いされそうになったアイリスだが、

        「私のメモリーを見てください、そうすれば私のいう事が信じられるはず」

        と、自らのメモリーを晒すことで、その場にいた研究員たちを説得することに成功。


        現時点での技術ではありえない記憶と記録(人間サイズのロボットとしての機能と各種能力のプログラム等)を

        目の当たりにし、研究員たちはひとまずアイリスを希望通りに行動させることにした。

        その際にアイリスは自らの希望で外見を極力前にいた世界に近いものに変えてもらっている。

        また、研究員たちの計らいで、神姫としてのいくつかの武装を作ってもらった。

        (それらの武装はアイリスのメモリーをもとに作られたもので、神姫用にアレンジされたものである。)




       〇再開、そして「ハニーハニーベルン」へ

        稼働テストを終えてマスター探しに向かおうとするアイリスに、1人の研究員が彼女を慮って声をかけた。

        ―見つけられなかったら、いやもし見つかっても自分の望むマスターでなかったら、すぐもどってきてよいと―

        しかしアイリスは言った。

        自分は仲間たちと誓いを立てたのだと。

        そして、自分には『勝機』があると。



         「この世界には…わたしの世界にも存在した、同じ名前のサッカーチームがあるようです。」



        地形もほとんど変わることのない平行世界。

        果たしてアイリスは神姫の世界に同化したマスターをそれほど時間をかけずして発見。

        しかしマスターはすでに神姫を1体、迎え入れている様子だった。

        それは偶然かどうなのかわからないが、オールベルン型であった。


        ある種の縁を感じながら、アイリスは声を上げるのだった。


         「やはりマスターと神姫は思考が似通うものなのですね」(ハニーハニーベルン最終頁のくだりにて)





       〇神姫としてのアイリスの能力。

        素体自体の強度等はオールベルンと変わらない。

        ただし彼女の希望により外見はかなり変わっている=以前の自身の姿に近くなっている。

        以前の世界のメモリーを引き継いでいることもあり、いくつかの特筆すべき能力を有する。

          ・システムBGS…いわゆる前記憶の『ボディガード機能』。神姫サイズでありながら生身の人間を

                     守護できるだけの動作能力を一時的に引き出す。システム名はアイリスのメモリーを

                     解析した研究者の1人がリネームした。

                     生身の人間を物理的に守るために組まれたプログラムであるため、神姫のAIとしては

                     反則的なシステムであるといえる…が、もともと人間サイズのロボットに組み込まれる

                     ことを前提としているシステムであるため、神姫状態のアイリスがフルパワーでこの

                     力を発動するのは危険。解析した研究者も『どうしても発動するのであれば、

                     フルパワーの4分の1以下の力で、オンオフをまめに切り替えながら』とアドバイスしたとか。

          ・予知能力  …ごく近い、時として回避可能な未来を予見することができる。

                    ただし自由に制御できるわけではなく、狙って何かに生かすこと自体が難しいプログラム。

                    月齢が満月の時は、その強度が増すらしい。

                    彼女の特技である占いともリンクしている。

                    アイリスは外見を変えてもらう際、彼女が前世界で身に着けていた帽子を模したアーマーも

                    作ってもらっているが、これは予知機能をある程度制御することを狙った試作型レーダードーム

                    である。



        弱点は、空中戦の適応が不完全であること。A.I.の世界では自らの飛行機能は皆無であったことに由来する。

        オールベルン型と同化する際、システムの大部分はアイリス側のもので上書きされたため、空中戦の適応能力が

        ほぼリセットされてしまった。

        そのため、マスターを探しに行く前にメンテナンス場で空中での素体制御の最低限のリハビリを行っている。



        また、システムBGSのくだりにもあるが、持っている力を素直に出せない(出してはいけない)弱味がある。






       〇武装

        アイリスのメモリーをもとに作成(再現)された武装がいくつかある。

         ・タロットカード    …何の変哲もない、ただのタロットカード。

                       しいて特色を言えば神姫サイズ用に作られていることだろうか。

                       しかし“武装”でないからこそ、彼女にとって大切な意味をもつアイテムでもある。

         ・居合刀『菖蒲撫子』…前世界では『サムライソード』と呼称されていた。

                        居合で戦うことを前提に作られており、鞘がエネルギーの「溜め」を作る装置として作用する。

                       溜めの大きさ次第で、刀を抜き放ったときに巨大な斬撃波を生じさせることもできる。

                       オールベルン型はデフォルトの武装で射撃系の武器を全くもっていないが、

                       この武器の運用次第で遠距離攻撃を補うことが可能。

         ・お札         …こちらはタロットと違い、武装的な意味をもつ。

                       お札に擬装したプログラム攪乱装置。投げつけることもできるが、標的に直接貼り付ける

                       のが最も効果が高い使い方。直撃させれば一定時間の間、動きを鈍らせたり命中精度を

                       下げさせたりすることができる。

                       その性質上、神姫バトルでの使い勝手は悪そうだ…とは、武装を再現した研究者の弁。





       〇他の7人は?

        もちろんアイリスと同様、神姫として転生していると思われる…が、多少の時間差は誤差として発生しうる模様。

        どの型の神姫と同化しているかは以下、推測。


         ココ:リルビエート

         RUNA:シュメッターリング

         愛羅:イーアネイラ

         守璃:アーンヴァルMKUテンペスタ

         音夢:ヴァローナ

         さくら:飛鳥

         ユズ:ハウリン


        テンペスタ、ヴァローナ、飛鳥はオールベルンと同じフロントライン社の開発であるため、同一の研究班に

        保護されるかもしれない。














【戻りますよ〜】



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